前作を手掛けたのは11年前、どうにかこうにか
バイク模型作りのコツを覚えてきた頃でした。

 其の頃はまがりなりにもスポークを張り替える
真似事が出来る程度で、キットの部品を改造したりスクラッチする事は夢と思っていました。

 前作の悪戦苦闘ぶりは、今思えば今日につながる道程の始まりだったと思います。

 フルスクラッチとは行かないまでも、自分の目指した形に作りこんで行ける喜びと、そこに至るまでの苦しみが入り混じり、模型を作っていて精神的にずいぶん粘り強くなった気がします。

 私の工作机の有効利用面積は20cm四方程度しか有りません。

 狭いスペースの中でどの様に作っているのかを想像出来る人はおそらくいないでしょう。

 作る事に頭を悩まし、スペースを有効に使う事に頭を悩ましながら加工したり塗装したりとチマチマと進めています。

 老眼が進み乱視も入ってきて小さな物も見難くなってきた昨今、ストックキットを見る度に目が見える内に早く作らなければとの思いが強くなっています。

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製作記