ナガノ製キットは初めて手がける事になります。

 1/8 と言うことで、最近は縮尺が大きい物が多くなりなりました。
 エレールやプロターと同様にモールドのアバウトさがチョット気になりますが、さてどうでしょうか。 

 エンジンに関する主な部品ですが、流石に1/8だけあって結構一つ一つの部品は大きく、モールドはハッキリしていてボルトの頭などはしっかりとエッジが立っています。
 今までの様にフィンを薄く削ったりしなくても充分に薄くなっていますから、少な目のバリを処理すればサクサクと作れるのではないかと思えます、メッキを剥がしもう少し様子を見てみましょう。

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05年5月29日〜

HONDA CB400 FOUR
Nagano 1/8

 クランクケース、シリンダーのみ接着して仮組しています。

 シリンダーは四隅にバリが集中しています。
 また、そのまま組むとフィンのラインに段差が付いてしまいます。

 段差を付けないように接着した後に出来た上面と底面の段差を修正をしなければなりません。

 概ねモールドは綺麗でエッジもハッキリしていますが、金型のズレがモールドに多少影響を及ぼしている面も有り、ヒケも結構アチコチに存在するので部品一つ一つの仕上げをきっちりと決めながら作って行かないとなりません。

 全体の印象は1/12キットの拡大版といったところでしょうか、アバウトな作りは補って作る他は有りません。

 お決まりのスポークの張り替えは、プロターRC166製作の時の応用でホイールを貼り合わせてから穴開けをして、ホイールとハブを切り離し、それぞれを整形してからスポークを張る作業をします。

 但し、このホイールの形状はプロターの本物志向の形状とは違い、一般的な1/12キットと同様にホイール外側のリブがタイヤにハマる凸形状ですから、0.5oドリルでの穴開けは硬いプラ材質に阻まれてスラスラとは行きませんでした。

 前回のRC166製作で覚えた作り方の復習を早速実践しています。

 CADソフトを使ってキット部品の実寸を入力してスポークのパターン作り、1.2oプラ板2枚で治具を作りました。
 この治具はもっと簡単に作ることはいくらでも出来ますが、取りあえずこんな方法で。

 ホイールとハブの塗装が仕上がれば後はニップルに相当する外径0.8o内径0.5oのビニールチューブを差し込んでおいて、0.4oステンバネ線でドラムへの引っかかりを内外それぞれ18本ずつ作りドラムに通したスポークの一番外側をピンセットで押さえます。

 ハブ外側に掛かるスポークは上に引っ張る様に摘みながら瞬着を穴に流し込み固まるまで少しの間待ちます。
 ハブ内側のスポークは逆に下方に押さえ込む様に摘み、同じように瞬着を流し込みます。
     
写真は片側を張り終えて裏返しにしたところです。

 これによってニップルが互いにスポークを押さえ込む方向に固まり、10本も張って行く内にハブに接着剤を使わなくてもハブはスポークのバネ力によって固定されて動かなくなります。

 ポイントはリム裏側に空けた接着剤溜まりの空間を余裕を持ったサイズに空けること、空間の真ん中をスポークが抜けていく形に作ること。

 エアーバルブは0.8、1.0oのニューム管を繋ぎ、ナットは0.3oプラ板で作りました。

 一番手間が掛かるホイール作りはこれで完成、最初にホイールを済ませてしまえば後が気を楽に持てます。

 今回は他の部分もあまり拘らないで、キットなりになるべく素直に作ろうと思います。

 エンジンを組み立てています。

 メッキを全て落としてからの塗装で、最初に全部の部品をブラック塗装しておき、シリンダー、クランクケース、クラッチカバーダイナモカバー等部分毎にシルバーの色合いを変えて吹いていきました。

 シリンダーはシルバーにフラットベース、フラットブラックを少々。

 クランクケースはシルバーにフラットベース、カバー類はその上からSM06クロームシルバー、またその上にSM07メッキシルバーを使い、構成部品の違いを表現してみました。

 モデル自体を少し使用感が残る表現をしようとしていますので、これから少しだけウェザリングをしていきます。

 キャブも一番左のみチョークリンクの工作をして同時に塗装しましたが、これもまだ途中です。

 一旦は組み始めたんですが、例によって「何か違うなー」と感じてしまい、もう一度見直しをしてみました。

 キット部品はシリンダー部とヘッド部が一体モールドになっていて、単純に四角のブロックが積み重なった形になっています。 また、エキゾーストフランジも垂直に取り付いています。

 実際はヘッド部分のフィンは上に行くにしたがって前後幅が広くなっていて、逆台形になっています。
 また、フランジはやや下向きに取り付き、エキゾーストパイプの取り付き角度に対して直角になっています。

 そこでこの部分を修正すべく0.3oプラ板を細く切りだし、フィンに積層して継ぎ足して幅を広げ、フランジのベース部分にもプラ板を貼って肉盛りをして、角度を付けて削り落とし調整してみます。

 組み立て説明書ではヘッドカバーと2,3番プラグ取り付け位置が前後逆になっていたのでこれも改めます。

 前部の修正ついでに後部インシュレーター部分の形を直します。

 インシュレーターゴムのモールドが省かれているので筒状に削り出しています、4番部分がキットのモールドです。

 ヘッド部分のフィンでサイドのプラグに掛かるフィンは下から3枚目まではつながっていて、その上3枚が途中切れています、この部分もプラ板で修正しました。

 修正が終わり再度塗装をしてエンジンを完成させました。

 キャブインシュレーターの取り付けビスも伸ばしランナーから作って取り付けたので、少しはそれらしくなった感じがします。

 エアークリーナーボックスとバッテリーを作り、工作したキャブレターと共にエンジンに装着してこの部分は完了です。

 これでフレームに搭載する事ができます。

 実はCB400Fourには408c.c.と398c.c.の二通り有って、免許制度改定以前と以後に製造された物は外見上に違いが有ります。

 408ではリヤステップがスイングアームに直付けで、398ではフレームにリヤステップ用のフレームが有ります。

 また、サイドカバーがタンクと同色なのが408で、398では黒塗装になっています。

 そこで今回は408仕様としての改造をしようとフレームからリヤステップ用のフレームを切り離しました。
 右側も切り離しますがマフラーフランジの位置関係を変更するので、マフラー共々工作は少し先送りします。

 エンジンマウント付近のヒケも修正しないとね。

 フレームへの搭載は説明書の通りにせざるを得ず、ダウンチューブやメインフレームの接合部分の溝や段差は接着後に修正しました。

 塗装色が黒と言うこともあって殆ど修正後は目立ちません。

 リヤステップのフレームは左右切り落として右側のみマフラーフランジ用のフレームを、切り離したフレームの部品を改造して取り付けてプチ改造をしました。

 リヤステップの改造です。

 スイングアームに直付けのステップはキットの造型とは異なり、その部分のみ作り直しました。

 ついでに、可倒式ステップなので実際に折り畳む事が出来る様に作っています。

 ステップが出来たので、ブラケットのみをスイングアームに取り付けます。

 開いた時の角度が左右一直線に、また、水平になるようにするため、ブラケット基部に角度を持たせる等の工作に気を使いました。

 可動式リヤステップの完成です。

 リヤの足回りを作るついでに気が付いた部分も直しています。

 リヤショックとスイングアームの接合部分はキットのモールドがシングルだったので、プラ板を使ってダブルにしました。

 キットのモールドを半分以下に薄く削って挟み込む幅を中央になるようにしてあります。

 机から転がり落ちたショック部品を拾った弾みにプラモールドのスピンドルシャフトを折ってしまいました。
 直し始めるとキリが無くなってしまいますが、これを機会にこの部分もアッパーブラケットの造型の手直しと共に折れたシャフトを1.2oアルミパイプに置き換え、切り欠きの有るスプリング止めも作り直しています。

 仮組状態ですが、まだスプリングに左右への振れが大きいのでスペーサーなどを補う工作をしなければなりません。

 細かい工作を徐々に進めて行くうちにだんだんと調子が戻って来るような気がしています。 

 スプリングの横ズレ防止のためにはショックのスプリングが収まる部分に有るクリアランスを埋めなくてはなりません。

 そのために0.3oプラ板を細く切りだし、上下に巻き付けて調整しました。

 この工作でスプリングは周囲に均等な間隔を持って組み付けが出来ます、キットをそのまま組むとスプリングはいつの間にかどちらかに寄ってしまい、台座からズレて格好がおかしくなってしまいます(上の写真もズレています)。

 全てのメッキ部品はメッキを落としてから部分毎に組み立て、下地処理をしてから金属塗装をしています。
 
フロントサス各部品の塗り分けが終わり組み立てたところです。

 クレオスのメタルカラー2種類の使い分けで表現してみました。

 ボトムケースはSM06・クロームシルバー、インナーチューブはSM07・メッキシルバー。

 同じシルバー系のカラーでもやはり違いがハッキリしていて、メッキシルバーの質感は上々です。

 リヤショックのメッキ塗装が終わってちょいと仮組の図。

 リヤステップが開いたときのステップの角度が足裏に対して誤りが有ったので直しました。
 本当は丸いステップだと思いますがキットの部品を改造してそのまま組み付けました。

 ドライブチェーンは特に加工していません。

 リヤのスプロケットにカバーとなるサークル上の円盤が付いているために、スプロケットの歯が完全に隠れ、裏側から辛うじて見える程度なので敢えて工作する事を省きました。

 もしスプロケットが露出している物だったらエッチング組み立てチェーンを作ったり、スプロケットを作ったりしていたかも・・・。

 新品チェーンの表現を避け、オイルや埃などで汚れた感じにしています。

 メッキ部品はあまりにもピカピカ過ぎていて、しかもバリや表面の荒れが多いので全てメッキを落として塗装しています。

 昔は綺麗なメッキだったけど今じゃ随分色あせたなーって感じの古さを表現出来たら良いのですが。

 それぞれの部品を仮組してみました。

 ここら辺は光物が多いので各部分毎の光り具合のバランスに気を遣います。

 後はチェーン張りのボルト、ナット作り、チェーンカバーのスイングアームへの取り付けビスの頭を作って取り付ければこの部分は完成です。

 足回りの部品が出来上がるとどうしても各部分の確認をしておきたくなります。

 プロターでさんざん思い知らされたことで、各セクション毎の仮組は必須条件との教訓が身に付いてしまいました。
 仮組のおかげで修正箇所が必ずと言って良いほど見つかり、この場合でも同様でした。
 一つ一つ丁寧に問題点を潰しながら、いよいよ特徴的なマフラーの工作に移ります。
 
 まだエキパイやマフラーに触れていないので、実車同様の曲線で組めるのか・・・、しかし、キランキランのバリ付きメッキ部品をどうしようか・・・暫し部品を眺めてしまいます。
 

 やはりメッキは全て落とす事にしました。

 キッチンハイターと何度も使い回しの塗料の薄め液を使ってメッキの下処理の層まで完全に落として、バリやモールドの荒れ、押し出しピンの跡などの修正を終わらせた状態までもってきました。

 下地に艶有りブラックを何度も吹きつけ、何度かペーパーをあてて表面を均しました。
 仮組をしてからシルバーを吹こうと思いましたが、この状態では焼け表現を付けにくいし、吹き残しや斑になるのではないかと思い、やっぱりバラバラの状態で塗装した方が無難なようです。
 

 エキゾーストパイプと集合部分はクレオスSM06クロームシルバーを使い、焼け表現としてクリアーイエロー、クリアーブルーを部分的に乗せ、その上からスモーククリアーを重ねてキツくならない様にしてみました。

 エキパイ部のみ形を固定するために組み込んでから集合部分を接着しました。

 レストア後の新品マフラーではなく、使い込んで焼け色がうっすらと付き、クロームメッキだった名残を少しとどめたメッキ光沢を想定しましたが、難しい表現で考えている7割くらいの出来でしょうか、今後の課題としましょう。

 マフラーはSM07メッキシルバーを使いました。

 塗装すると触る事を極力避けなければならないので、予めエキパイと連結させて位置決めをして接着してから吹きました。

 マフラーとフレームの固定は0.5oピアノ線を固定ピンとしてフレーム側に埋め込み、マフラーには同じ径の穴を空けました。

 同時にリヤフェンダーも同色で塗り、前半分は艶消し黒に塗り分けサブフレームと共に取り付けました。

 同じくフロントフェンダーもSM07を吹きました。

 フェンダーステーを仮組してありますが、この部品もバリが目立つことから作り替えるか何か別の方法が無いか考え中です。

 キットのステーはR部分の幅が広すぎ、ステーをフェンダーに止めるビスのモールドも無く、フェンダーに開いている案内穴に接着するだけになっていて、当然接着剤で汚れる危険性も有ることから、フェンダーステーは結局1.2oのアルミパイプを使って作り直すことにしました。

 曲げ方は直接フェンダーのRを治具に見立てアルミパイプをRに押しつけながら曲げました。
 2本同じ曲線にするためにはこれで良かったんではないでしょうか。

 フェンダーとステーの繋ぎのビスは虫ピンを使います。

 ステーをフェンダーにピンで仮止めをしてボトムケース側までの長さを決め、止める穴の位置をマーキングしておきます。

 前後ステーを仮組して最終的な長さと位置を確定します。

 気の抜けた製作をしていたため一時は塗装してしまったフェンダーですが、ここで一旦塗装をシンナーで落とし、開いている穴埋めをして再度塗装する事にします。

 フェンダー再塗装には多少の時間が掛かるため、フロントブレーキキャリパーの足りない部分を作っています。

 これは1/12かと思うくらい省略されてしまっている裏側部分をプラ板で作っています。

 出来上がったフェンダーにステーを組み付け、作って置いたキャリパーと共に取り付けたところです。

 フェンダーにステーを止めているピンの頭は結構大きくてバランスが取れないので、リューターにくわえさせて砥石で研磨、歪な頭も丸く小さくして丁度良くしてあります。

 ボトムエンドにすテーを止めている小さなボルトは、同じくピンの頭を6角に削り頭を平らにヤスッてボルトに見立てています。

 キャリパーにはまだブレーキラインを付けてはいませんが、エアー抜きのブリーザーを0.8oアルミパイプとキャップにビニールチューブを利用して取り付けました。 

 タイヤを取り付けてこの部分が完成しました・・・、まあまあの出来かしらン♪

 その都度のチェックをしておきます、如何でしょうか?

 大まかな作業は何とか終わらせそうですが、市販車ということもあって細々とした補器部品を沢山作る作業が目白押しです。

 ハッキリ言ってこれからも大変です。

 ぼちぼち細かい部品を作り始めています。
 
 トップブリッジにメーターを取り付けています。
 メーターガラスの部品が有りますが綺麗な部品とは言い難く、どうやって組み付けようか考えました。

 デカールを貼付後少し乾燥させた後、エナメルクリアーをメータ上に垂らしクリアー部品で蓋をするように重ね、軽く押しつけ脇からエナメルをはみ出させ更にガラス表面にもクリアーを塗るとご覧の様な透明感抜群の仕上がりになりました。

 時々メーターガラスの代わりエナメルクリアーを同じ様な方法で使っていましたから、今回はそれの応用の様なものでした。

 ちなみに処理前の状態はこの様な物でした、これではメーターも台無しになってしまいますよね。

 このメータの積算距離計は9862.5qを示しており、新車として作る事をさせない設定なのかな?

 タンクの形はまあまあなのですがグルリと縁にある凸モールドは何か違います。

 特に底辺のモールドは形が誤りで、ここにはモールは付かないし、底に少し回り込んだ所に溶接脈が有りますから、逆に凹んでいなければならない筈。

 そこで底辺から1oくらいの所を削ってタンクの裾部分を丸く仕上げ溶接脈を再現しました。

 それと同時にヒケている部分の修正もしておきます。

 このタンク部品はサイドカバーと共に塗装済みとなっていますが、デカールのタンクマークはブルー用ではなくレッド用なのでこの塗装色は無視しなければなりません。

 フレームが通る先端のエグレ部分の溶接脈の再現は0.2oプラ板を使って修正しています。
 ところで、このタンクはフロントフォークを組み付けた後では取り付けが出来ない事が仮組をしていて分かりましたので、作り安さを考えれば後でも組み付けられる様に変えなければなりません。

 シート部品は1/8としては大雑把な感じで中央部のベルトやバックルは一体成形でモールドされていて立体感や精密感が薄く感じられます。

 特にバックル部分はモールドに難が有ってどうしても作り直さなければ気がおさまりません。

 そこで、バックルとベルトを削り落とし、その他シート地の立体裁断の縫い合わせ部分を伸ばしランナーを貼り付けモールドにメリハリを付けました。

 シート裾部分に空けたリベット穴は、リベットの頭が幾分沈む形になる様に穴の周辺を整形しました。

 ベルトとバックルはこの工作の後で作ります。

 フェールタンクは赤に塗装するため、発色を考えてベースを白に塗装しました。

 シートもペーパーを掛けて表面が荒れているので下地塗装をしました。

 テールライトの工作も終わりヘッドライト内部にポジションライトのイエローバルブをクリアーランナーで電球を作り取り付けました。

 今回メッキ部品をこの部分だけ使ってみようと思います。

シートのアシストベルトのバックルを作っています。

 アルミ缶を開いてプルトップ部分の厚みが有る部分を利用してハサミで切り出し、穴を空けています。

 ベルトは0.5oプラ板で作ります、ちゃんと両端のマツリ縫いのモールドも彫り込みました。

 ベルトを塗装して虫ピンの頭を少し小さくして取り付け、シートには虫ピンでリベットを再現してシートの完成です。

 作っておいた部品を取り付け始めています。

 エキゾーストパイプをフランジ付近で長さを短く修正して取り付けましたが、良く眺めて見ると、「うーん」とうなってしまう部分も有ったりしますが、概ね雰囲気が出ているのでこのまま進めていきます。

 シートは出来ましたが、フェールタンク、サイドカバーがまだ未塗装なのでこれから工作をしていきます。

 年明け最初の工作はサイドスタンドを可動式に改造しました。

 縮尺が大きい割にはこういう部品が固定されてしまうことが多いキットなので、難しくない改造なのでやってみました。

 スタンド付け根のプレートが少し厚みが足らず、補強のためにプラ板で裏打ちをしてから始めました。
 シャフトには0.8oアルミパイプ、スプリングには0.3oステン針金を1oドリルに巻き付けて作ってあります。

 サイドスタンドだけで立たせるといろいろな表情が見られるようになって、完成後に眺める楽しさが増すでしょう。

 これはフロントブレーキキャリパーにつながるブレーキパイプです。
 
 フロントフェンダーの内側から腕を伸ばすホースクランプを作り、ホース部分とパイプ部分、ジョイント部分などをプラ板やピニールチューブを使って作ってあります。

 この部分も例に漏れず部品から出た足にパイプを差し込むだけのディティールなので、少しだけ手を加えてみました。
 こういう細かい工作は以外と面倒で、ついつい後回しになってしまいます。

 ここまで来て、配線関係が手つかずになっていますからこの際一気に済ませておくことにします。
 これも結構面倒な作業・・・気の抜けた気分に活を入れるためには良いかも知れません。

 装着しました。

 こんな些細な工作ですが、縮尺が大きいので手を抜いてしまうと以外と目立ってしまい、仕上がりに精密感が欠けてしまいます。

 2oプラ丸棒を削って・・・。

 フェンダーに1oの穴を空け、メーターケーブルを通してフェンダーに取り付けてケーブルクランプの出来上がり。

 これでフロントホイール回りの配線は完了です。

 電気関係以外のパイピングが完了しました。

配線に使った材料はスポークニップルに使った0.8o園芸用の被服線の中身を抜いて、太さの違うチューブを併用しながら作っています。

 電気配線はサイドカバーやフェールタンクを装着すると全く見えなくなるので省略・・・そう手抜きです。

 ここまで来ると残りの部品は保安部品のウィンカーとペダル、タンク、シート、サイドカバーくらいになってCB 400 Four もいよいよ終盤になりました。

いよいよ大詰め

 何回やっても好きになれない、と言うか嫌いな作業はデカール貼り、どうしたもんだか・・・、昔散々失敗したトラウマから抜けられないのでしょうね。

 そうは言っても避けて通れないので嫌々やっています。

 レッドに塗装したタンクとサイドカバーですが、その上に直にデカールを貼ってしまうとデカールのロゴが赤っぽくなってしまいます。(過去に何度か失敗しています。)

 そこでその事を防ぐためにデカールを貼る前にクリアーを薄く吹いて赤塗料をカバーします。
 その後デカールを貼れば赤塗料に侵される事無くデカール自体の色調が保たれる訳です。
 チョットした一手間ですが差は歴然、その後クリアーでデカールを保護すれば良い訳で、デカールの段差を消す消さないは各人の好みの問題(実車には段差が有ります)。

 シート真後ろにもHONDAのロゴが有ります。

 ここでHとOのシールが切れてメチャクチャになってしまい、一時は全部剥がして無しにしようかと思ったんですが、筆塗りで修復を試みました。

 小さい文字なのでそんなに目立たないと思うので、無いよりはマシかな?。

 最後のメッキ剥がし&再塗装です。

 メッキ部品にダイレクトにつながるゲートやバリ処理、他のメッキ部品とのバランスなどを見てこれらの部品も同じ処理をしています。

 使った塗料はクレオスSM07メッキシルバー、下処理が大変重要です。

 いよいよ最後の部品の工作になりました。

 一般市販車には必需品のミラー、コレが無いと格好が取れません。

立体感の無い単なる円盤からステーが伸びているだけのモールドで、角度や方向の調節が出来ないのでステー部分を1.2oアルミパイプで作り直し、ロックナットは1oプラ板で作っています。
 ミラー本体も塗装をし直さないと。

完成画像は専用Gallrey

   その後ステーはピアノ線に換えました、曲がりの部分がパイプだと凹んでしまうからです。

 実車にはステムヘッドに速度警告灯が有るのでクリアーランナーを使って作り、クリアーレッドに塗ってネジの蓋を兼用して取り付けました。