タミヤ 1/24 ベスパ50
この正月の間に何か小品を作ろうと思っていましたが、いくら何でも一週間の時間の長さでは良い物は作れないと思い、前に作りかけの物を完成させることは出来ないかアレコレ探してみたところ、有った有った。
このモデルはタミヤの1/24キャンパスセットに含まれるベスパ50です。
フィギュアが主体のキットに駄菓子屋のオマケの様に入っているチープな物で、ジオラマの脇役的存在?でそのまま作ってしまうとなんて事無いキットを、如何にディティールアップして、まともに見られる物に仕上げられるかやって見ました。
部品としては左写真の物だけです。
ボディーからフロントフェンダーまでが左右張り合わせで、このままだとハンドルが切れないので、張り合わせてからフロントフェンダー部分を鋸で切断。
太さ1oのステンロッドでステアリングシャフトを作り、ボディー側にもシャフトが貫通出来る様にピンバイスで1oの穴を貫通させました。
地肌は赤いモールドです、実車のベスパ50はあまり高級感の無いカラーが多いので、ここでは少し高級感を持たせてみようと思いましてミントグリーンのメタリックで調色したカラーで塗装する事にしました。
レッグシールドの縁に沿って両側に0.3oのステン線を埋め込みモールを再現するために溝を掘り、半分埋まる様に貼り付けました、接着は瞬間接着剤を用いました。
シート部分を塗るために全体をマスキングしたりタイヤにホワイトリボンタイヤを装着させたり細かい色分けをこの段階で殆ど済ませます。
このままでは例え色を細かく塗り分けたとしてもつまらない物で終わってしまいますので、ここからディティールアップしていきます。
ハンドルグリップの両端にベスパの特徴であるウィンカーレンズをクリアーパーツのランナーを利用して切り出し、クリアーオレンジに塗り接着しました。
ブレーキレバーも伸ばしランナーで切り出し、取り付けます。
リヤキャリアは、0.5o真鍮線で作り、ボディーに0.5oの穴を開け差し込みました、接着剤は瞬着です。
フロアーマットをメリヤスにグレーで着色しトリミングを赤に塗り分けフロアーに接着しました。
その他、各部の細かい塗装、塗り分けを施し、出来上がりです。
同じ縮尺の1/24 フィアット500とのツーショット、どちらもカワイイモデルでしょう。
2002/12/30〜2003/1/4