タミヤ 1/24 CHARGE MAZDA 787B

製作過程の写真がないため完成写真を元にしています。

このキットの内容を見ながら、どの様にアレンジしようかと色々考えて最初はドアを開閉させる事を検討したのですが、調べて行くうちにドアヒンジ自体がとても小さい部品であり、それを作り出す工具も材料も無く、強度的にも不可能と判断して、残念ながら諦める事にしました。

それならばディティールを追求しようと、たまたま資料となる本が手元に有ったのを幸いに、不鮮明な写真を頼りに作業を進めました。

    @ エンジン関係
★この部分はこのキットのおそらくメインになるであろう部分ながら構成部品点数が少なく、あまりにも写真で見られる複雑で入り組んだ様子にはほど遠いものでしたので、足りない部品は箱絵等を参考にして自作して補いました。

◆ 修正部分
@ジェネレーター裏蓋部はプラ板を重ね貼りして整形。 Aウォーターポンプと、それに連結するラジエターホースは伸ばしランナーとプラ板で自作。  Bランナーの削りだしでセルモーター・リレーを追加。Cマニホールド上の各配線とリンケージ及び関係する金具、ブラケット類は0.3oステンロッド、0.8oニューム管、アルミ缶から起こした0.2o厚のアルミ板で造形し現物合わせで製作。Dオイルポンプ部、フェールタンク・エルボ部等、すべてのオイルパイプジョイントを0.5oピアノ線とビニールパイプの輪切りで自作して追加。  Eリヤダンパーはダンパースプリングのモールドを削り落とし、スチール線の巻き線を作り交換、併せてモールドの修正。

Fトーションバー部分の全面的作り直し、併せてアッパーアームとトーションバーとの間に0.5oピアノ線でプッシュロッドを追加。G補強パイプフレームのボディー取り付け部等のジョイント部のモールドを整形し、その他補記類、ホース関係の追加工作並びに装着。

    A シャシー関係
シャシーパネルは一枚の大きな部品で、地面側は良いのですが、エンジンが見える側、特にギアボックスの両側に金型の大きな押し出しピンの跡や成形の乱れが目立つので、整形の必要が有りました。

ボディーサイドのシャシーパネルの、はみ出し幅が有るのは左側だけで、排気管側は面一になっており(左右同じ幅になっている写真も有ります)、フロントも少し形状が異なるので、ここも併せて修正しました。

    B ボディー関係
★各ダクトや穴の内側を斜めに削り込んでボディーパネルの薄さを表現しました。
★ボディー側面に数カ所有るリベットは、0.4oのピンバイスでその箇所に穴を開け、伸ばしランナーでピンを作り差し込んで再現しました。

★4カ所に有るキャッチピンは0.3oステン線とリード線のヨリ線の中の1本を使って作り、0.4oの穴を開けて通してあります。

★エンジンカウル後端のL字型プレートは、塗装作業や磨く時の事を考えて、元々のモールドを削り落とし、0.2oのアルミ板で新たに作り、ボディー共々0.4oの穴を開け、伸ばしランナーのピンを差し込んで止めてあります。

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★左右のゼッケンナンバーの前方位置にあるマーカーランプとルーフ上にある水滴型のランプは、磨く行程の事を考えて削り落とし、最後の行程で作り直して取り付けました。

★ルーフアンテナは0.3oステンロッドを、外径0.8o・内径0.4oのニューム管に刺し、またそれをビニールチューブに通して作った物をルーフに0.8oの穴を開け、内側から通して取り付けてあります。

★ウィンドシールドを押さえている金具とドア上部ヒンジ金具はアルミ板から切り出し、ボディー共々0.4oの穴を開けランナーのピンを通してあります。
また、ワイパー部品を細く削り、ウォシャーパイプを伸ばしランナーで作り、追加取り付けしました。

★ロードホイールのエアバルブを0.3oステンロッドとビニールチューブの輪切りで自作し差し込みました。

★フロントブレーキ冷却用のダクトの形状を修正し、裏からメッ
シュを張りました。

その他に★コクピット左下側面にドリンク・ホルダーをアルミ板で自作して赤く塗装して取り付け。
★オイルクーラー、エアクリーナーボックス周辺とメーターダッシュパネルにカーボンデカールを貼りました。★エンジンルーム内のオイルキャッチタンク取っ手部分を立体的にするために、塞がっている部分に穴を開け伸ばしランナーでクリップバンドを再現しました。

    C 塗装
● パッケイジングされているスライドマークを使ってボディーの色分けをするか、一切使わずに全塗装するか迷いましたが、結局全塗装する事にしてラインシールとスポンサー・ステッカーだけを使用しました。

マスキング剤はジェル状の物を使いました。
● シールの余白部分はすべて貼り付けた後にカッターの刃先で丁寧にはぎ取りました。
● 経年変化でシールがはがれたり、ヒビが入ったりするのを防ぐためにクリアーコートを薄くしました。
● ドライビングランプの反射鏡とレンズの接着はクリアー塗料を接着剤の代用とし、レンズ表面にクリアイエローを薄く塗ってアクセントを付けました。

キット以外に使用した物。

 0.3,0.5oステンロッド

 0.8oニューム管

 0.2Tアルミ板

◎ 
0.2oプラ板

 2種類のカーボンシール

 リード線

 数種類の径の異なるビ
   ニール管

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製作奮闘記

2001/03/22〜08/25

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