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リムが出来上がったのでホイルを作れる状態に近づきました。
フロントはブレーキパネルを作り、リヤはスプロケットを仕上げれば組み付ける事が出来るようになります。
無垢のままのスプロケをドリルで肉抜きの軽め穴を開け、カッターで削って仕上げました。
ハブを塗装すれば組み付けが出来ます。
フロントのブレーキパネルが出来ましたっと言ってもアームの工作はこれから。
ダブルかシングルか迷いましたが、結局ダブルカムのブレーキにしてテンションプレートを付ける事にしました。
リムにスポーク穴を開ける作業も終了、これでホイール関係の塗装の準備が整いました。
塗装してからだと傷だらけになるので今のうちにブレーキアームを作ってしまいます。
1mm厚のアルミ板から適当に切り出して、幅2mmから2.5mmで作っていますが幾分幅広ですかね・・・。
もう少し細身にしましょうか、私の太い指で出来るんでしょうか。
非常に持ちにくい部品を何とか押さえ付けたり摘まんだり、少しは効果が有ったでしょうか。
実物に換算しても幅14mm程、違和感は無いと思いますが。
思い付くままの進行なので話は前後します。
エンジン左側の各カバー取り付けビスをアルミ棒を埋め込んで再現。
ダイナモカバーのHONDAの凹モールドは0.5mm幅の自作刃で彫りましたが大き過ぎた様で汚いです。
しかしあまりの小ささ故これ以上の工作は私には無理、
塗装の際に少し厚塗りして目立たなくしようと思います。
ヘッドに有るポイントカバーに回転数を取り出すピニオンギヤを取り付けました。
レーサーなのでメーターはタコメーターのみです。
まだまだ作らなければならない部品が残っています。
フレームにエンジンを仮組する度に何と無く違和感を感じ、スイングアームを仮組してその違和感が確実なものとなったのでもう一度調べ直した結果、エンジンマウントの位置が低すぎ、スイングアームピボット位置も低すぎで有る事が判明、資料写真の照合の誤りでした。
マウント部分とピボットをそれぞれ2mm上へ移動すべく削ったり穴を開け直したりの作業をしました。
同時にフレームの溶接リブも削れたりして中途半端になったので0.5mmプラ板を細く切り出して貼り付け整形し直しています。
フレームに対してエンジン位置が上方へ移動した事で、何と無く胴長に見えていたフレームも違和感が消えた所為かとてもチャーミングに見えてきました。
また話が変わり、今度はこんな物を作り始めました。
2mmのプラ板3枚重ね更に・・・。
1mmのプラ板で挟んでベースが完成、これから削り込んで行きます。
プラ板は上下に貼り合わせるか横方向で貼り合わせるか迷いましたが、作り易さと狂いが出ない様にと横方向の合板にしました。
タイヤには浅くかぶる様に、ステーの位置はここらへんかな?
内側を削る道具はこの自作の刃、こういう場面でいつも大活躍です。
これでタイヤと接触しなくなりました。
また話が変わって、今度はフォーク作りです。
インナーチューブは3mmのアルミ棒を使い、ボトムケースは4mmのプラパイプを使うのですが、肝心のプラパイプにピッタリサイズが無く、5mmの物しか有りません。
そこでこの様に旋盤代わりのリューターに噛ませカッターとヤスリで4mmまでサイズダウンしました。
フォークオイルシール部分だけ5mmのままです。
ボトムケースの軸受け部分を作り、インナーチューブの長さも両方揃えて確定。
フォークを作るので平行してトップブリッジと三又を作ります。
2mmプラ板を使い、トップブリッジは中心付近を二枚重ねで起伏の有る形状を作ろうかと。
ザッと粗削りで各穴の上下に狂いが無いか確かめよう・・・これが一番心配。
インナーシャフトを通して仮組。
前から見たところほぼ正確な位置になっている様に見えます。
資料写真と照合するとキャスター角も正確なのが確認出来ました。
これでトップブリッジと三又部品の整形に入れます。
仮組でそれぞれの位置関係に狂いが無い事が確認出来たので、大雑把な切り出し形状から削り込んで整形しました。
デザインはこの場合は自由なので私の好みのスタイルにしてあります。
小排気量ながらレーサーらしくブレーキ性能に負けない骨太感を表現出来れば成功です。
フォーク作りに目途が付いたので付随してフェンダーステーを作ります。
プラ材で作ろうか金属で作ろうか迷いましたがステーをブラケットの先端で巻き込んで作るためにはプラでは難しのでアルミ材で作ろうとしています。
左右のブラケットを0.3mmのアルミ板、ステーは1mmのアルミパイプを使って作っています。
ブラケットとステーはこんな位置関係で行こうかと思います。
ただ取り付けがプラではないのでプラ用の接着剤が使えないのが難点、チョット点付けしてずらして固定なんて事が出来ません。
位置決めの穴開けと、そこに通るピンを慎重に埋め込まないといけないので難度は相当上がります。
ステーやブラケットの取り付け穴を開ける場合、私の場合はまず片側のステーの穴開けをして、ステーを仮組したままもう片方のステーの1か所の穴開けを決てステーを仮止め、双方の平行を見極めながら順次穴開けをします。
そうしたやり方でこんな風にほぼ正確に両側の穴開けが終わり仮組した状態です。
これでフェンダー単体の下地塗装が出来ます。
ボトムケースにフェンダーの受けを作ろうとしましたが、ホイールが治具になるので後回しに。
そこで次に取り掛かったのはキャブレター。
まず先にインテークマニホールドから作ります。
3mmプラ棒を炙って微妙なS字カーブを付けました。
初期のノーマルではもっとキツイカーブが付いていますが、ここでは抵抗を減らすために緩めのカーブで。
横から見たところです。
少し長めに切断して仮組してみました。
キャブはフレームの横に位置し、あまり外に向かないで取り付け出来る様にしたいので。
キャブ本体のベース作り、5mmプラ棒、3mmプラパイプ、0.5mmプラ板、それと2mmアルミパイプで9ピース。
750や500のシングルの様に有る程度大きさが有れば少しは楽かも知れませんが、ご覧のような大きさでは正確なモールド表現が出来るかどうか・・・見えないのが最大の悩みです。
ファンネルは5oプラ棒から削り出しで、胴体の中にピストンを組み込んで外から覗いて見える様に穴を貫通させています。
KEIHIN 製の CR キャブ のつもりで作っています。
スロー調整のニードルやエアー調整ニードルなど表面に表情付けを盛っています。
強制開閉スロットルなのでワイヤーは2本出し、プーリーの工作とケーブル止めの工作を残しています。
ファンネルの奥にピストンが見えます。
キャブとインマニを繋ぐとこんな感じです。
インシュレーターは5mmプラ棒から削り出し、フランジの工作が残っています。
キャブ工作は小さい部品をもう少し作らなければなりません。
ケーブル止めを0.3mmのアルミ板で作り取り付けて、エンジンに仮組、全体のバランスを見ています。
斜め上から見たところ。
大きさ的には違和感は無いと思います。
奥を覗けばピストンが見える。
あとは小さなボルトの頭を数個作って付けるだけです。
最後にアジャストスクリューを取り付けて終了、1円硬貨の上に楽々乗って余る程の小ささなので虫眼鏡が無くては老眼の私自身が見えていません。
写真で確認しながらで、やっとでした。
細かな仕上げが少し残っています。
細かい工作ついでに後回しになっていたクラッチ関係の部品を作り、ビスの頭も埋め込みました。
1mmのアルミ板を細く切り出し、腕の部分を半分くらいの薄さになる様に削り、ジョイントは0.3mmアルミ板を使いました。
ケーブル止めは2mmプラ板の端材から造形、1mmアルミパイプを通しています。
インナーチューブ、ボトムケース、軸受け部分が揃いました。
これから寸法に違いが出ない様に工作です。