3mm丸棒と0.5mmプラ板を使ってリヤショックを作っています。
ショック本体の太さが少し細いので0.3mmプラ板を巻いて補正、0.5mmステン線を3mmの棒に巻き付けてスプリングを作りました。
フロントフォークスプリングも此の際ですから同様に作ってしまいました。
フレームの先端とフォーク三又部分にストッパーを作りハンドルの切れ角を制限、レーサーらしく少なく設定しました。
ホイール関係の塗装開始。
下地にブラックを吹き、何度もヤスって何度も何度も吹き重ねて荒れている表面を均してからシルバーを吹いています。
種類の違うシルバーを使って塗り分けをしていますが、写真では殆ど同じに見えてしまいます。
フェンダーとリヤショックだけクリアーを掛け、ドラムとパネルには拭いて輝きを出すシルバーを使い質感の違いを出したつもりです。
これで0.3mmのステンピアノ線とニップルを72本切り出せばやっとスポークを張る準備が整います。
リム関係の塗装が終わったのでスポークの切り出しをしています。
使う材料はいつもと同じで、この車格に合う0.3mmステンピアノ線とモデラーズの0.56mmプラグコードの真を抜いたもの。
これを内外分けて1輪につき36本作るのですが、兎に角面倒な作業です。
2時間程で切り出しが終了、ニップル部分だけシルバーかゴールドに筆塗りすれば準備は整います。
転がっていたタイヤを使ってのスクラッチCS90R、タイヤはどうやらプロターキットの物と判明していましたが、案の定正確とは言えず前後のタイヤパターンで少し考え中。
ホイールのシルバー塗装をするついでにエンジンも。
フレームにサフェーサーを吹いて研磨、本塗装はこれからだけど、その前にちょっと並べてみました。
片方が出来上がりました。
全く同じ形にもう一本作りますが・・・小さくて結構難しい作業。
一本作って複製・・・なんて技を持ち合わせていないので必死に作るしか有りません。
何とか出来上がりました。
フェンダーがボトムケース上部に触れない様に取り付け部分を少しだけ浮かす造形です。
フォーク関係とフェンダーをチョコっと仮組。
膨らませ加減もそんなに違和感無く付いているように見えるので、このまま先に進めましょう。
左側ボトムケースにはブレーキパネルのテンションプレートの一方の取り付き部分が有るので、その工作もしなくては。
部品を平面に並べておくだけでは正確な姿を掴めないので、組める部品だけで実際に仮組してみました。
そして資料になる写真と突き合わせてみると・・・。
修正後の写真ですが、コンマ数ミリ単位ですが修正箇所が数か所有りました。
スイングアームピボットの位置、リヤサスの傾きのバラつき、平行度や垂直度等。
前後のサススプリングも0.5mmでは細いので0.6mmに変更。
やはりキットと違い厳密な数値が出ていないし、設計図も無しで進めている関係上、部品を作っては現物合わせの修正作業を繰り返す事になるのは仕方のない事です。
ハンドルを作り始めました。
ブレーキ、クラッチ両レバーに幅を持たせようとプラ板を貼って縦方向を太らせています。
ハンドルバーの長さを確定して、バーエンドも工作、ハンドルのボス部はインナーチューブに0.3mmプラ板を巻き付け、厚みを調整しながら肉盛りして削り出し作業待ち。
左下に見える小さな部品はアクセルワイヤーの巻取り装置。
小さな部品をこれから仕上げに掛かりますが簡単には済みそうにありません、じっくり時間を掛けて作ろうと思います。
ハンドルのボス部分は0.3mmのプラ板をインナーチューブに何枚も重ねてブロック状にした物からの削り出しで、接着剤漬けになっていたので一晩置いていても未だ少し柔らかく、結局二晩寝かしてからの作業でした。
大まかな形を出してチョン付で様子見。
ハンドルの垂れ角を設定して接着、その前に両レバーの細かいディティールを削り出し、レバー中央部分を手に優しい幅広に削り出しました。
後はフォークと車体を仮組した時にレバー位置を調整します、
ハンドルはこの状態でないと塗装出来ないので仕方有りません。
アクセルワイヤーとクラッチ、ブレーキケーブルの取り付け用の足を工作、これで塗装が出来る様になりました。
塗装の終わったボトムケースをインナーチューブに接着、ホイールを仮組してフェンダーを被せ、タイヤとの位置関係を確認しながらフェンダーブラケットの取り付け穴とボトムケース側の位置を確認しながらボトムケースに穴位置をマーキングする作業をしています。
これが非常に難しく、一発では決められず何度も触っているのでシルバー塗装が薄くなり始めています。
試行錯誤しながら何とか左右2か所づつ計4か所の穴を開ける事に成功しピンを打ち込む事が出来ました・・・やれやれです。
メーターフレームをフレームに仮付け、ハンドルを切った時のフォーク・インナーチューブとの間隔を確認、ついでに全体を仮組。
そして仮組。
メーターピニオンギアです。
2.0mmプラ棒からの削り出しです。
これも同じ2.0mmプラ棒から削り出したプラグとプラグキャップ。
チェーン引きを作ります。
材料は0.3mm真鍮板と0.5mm洋白線を半田付け、ロックナットのダブルナットは0.5mmプラ板を6角に切り出し、0.5mmの穴を開けた物。
スイングアームに仮組してみました。
大きさ的には良いかと思います。
ホイールシャフトもキチっと作って見ようかと・・・。
実車を参考に、真鍮パイプやプラ板、プラ棒を使って仕上げてみました。
フレームに有るバッテリーボックスの部分、実車では蓋が1cmほど表面から出ているので突起を無くすために0.3mmのアルミ板を使って眼くら蓋を作りました。
次にレーサーにとっての必須アイテム、オイルキャッチタンクを作りました。
5mmプラ棒に0.3mmのアルミ板を巻き付け、両側にも同アルミ板を貼ってオイルキャッチタンクが出来上がり。
次にエンジン側の取り付き部分で、タペット調整窓の上部蓋とオイルゲージ差し込み口にホースの取り付きを工作、これでエンジンの内圧を逃がすことが出来ます。
前後のホイールに関係する小さな部品達が出来た事を受けて組み上げています。
フロントはフォークもフェンダーもハンドルも全て組み付け、後はトップブリッジを介してフレームに取り付けるだけになりました。
後輪は、ブレーキパネルに付くアームを1mmのアルミ板から切り出して加工、その後リンクを取り付けてパネルと合体しました。
自立させるためにはスタンドを作らなければなりません。
スタンドを作るには、それを掛ける場所を作らなければなりません。
どこに掛けるかを考えた時、ステップが一番と考え、早速ステップを作ろうと思いました。
実車を色々検索して見ると大体2通りになる様です。
一つは丸パイプを曲げてステップ用のフレームを作り、ボディーに3か所でボルト止めする方法。
二つ目はCB72用のステップホルダーを流用する方法。
さてどっちを作ろうか・・・。
いろいろ考えて、作るには難しいけれど見栄えは良い・・・って事で72用を選択。
早速試作を始めています。
そもそも実車の世界では72用ホルダーがCS90にピッタリ合う筈がなく、何かしら加工しているのは確か。
そこで、このモデルではCS90専用の72型ホルダーを作ろうと思います。
この辺が模型の特権ですよね。
そうこうしている内に何と無く似て来ています。
細かい部品を作るついでにリヤショックを取り付けるためのボルト・ナットを作っています。
1mm厚のプラ板から切り出して作っていますが、ノギスを使って同寸法に合わせるのが大変、乱視が災いしてなかなか形が整いません。
何個も切り出して上手く行った物だけを選んで使う様にします。
ステップホルダーが出来たので、先ずは右側の難しい作りのブレーキペダルを作り始めました。
72の資料をひっくり返して造形を始めましたが部品が小さ過ぎて困難しています。
ブレーキケーブル止めと別位置に配置するためのロッド受け、スペーサー、そしてペダル用に1mmアルミ板を切り出してこれから造形という段取り。
8の字にはステップが繋がりますが、くびれの部分は1.5mmほどしか有りません。
金属で作りたいのですが材料が有りません。
スタンドUP時ここに車体重量が掛かる事になるので、果たして持ちこたえられるのか心配は尽きません。
アルミ板を加工してこんな形になりました。
そして仮組するとこんな感じ。
左側のシフトペダルも同様にアルミ板から切り出して加工。
こちらは少し細く小さい。
特にミッション側のアームが難義しました。
ミッション側とシフトペダルを繋ぐロッドの付け根をどの様な形で収めるか考えた結果、ピロボールを奢る事にして2oプラ棒を削って同じ物を2個作っています。
両端のピロボールが出来たので、ミッション側とステップ側両方をフレームに仮組して、双方を繋ぐロッドの長さを測り、切り出したロッドを仮組しています。
そしてOKなので色付け。
問題有りと自分で指摘していた、ステップの取り付く根本の部分がプラスチックだと強度的に不安が残る点を解消するために1mmのアルミ板を切り出して作って見ました。
こういうのって地味な工作ですが大変です。
ちなみに、強度は格段に上がったという事でもう少しスリムに出来ないか検討中です
ステップ本体を作りました。
本当なら3mmのアルミ棒を使おうと思っていたんですが、無いので3mmのプラ棒を使いました。
中抜きしたり端を盛り上げたりの造形するには加工しやすいので良しとしましょう。
仮組していろいろバランスを見ています。
ブレーキケーブルのストッパー部分の造形をこのままにするか新たに造形し直すか考え中です。
左右のステップがほぼ組み付けられたので、いよいよスタンドを作るために少し太いかとは思いながらも2mmの真鍮ロッドを曲げて高さを決めようとしています。
骨太のスタンドが完成、ブラック筆塗りです。
スタンドを掛ける場所がデリケートだなぁ。
でも此処しかないんですよねぇ。
これで一応区切りが付いて・・・まだまだ先が長い。
さて、ホイールが出来上がったのでフォーク関係を作り始めました。
まず初めにボトムケース作りです。
フェンダーブラケットがねじ止めされる部分を作ろうとして0.3mm厚、幅3mmに切り出したプラ板を巻き付けて貼り、削り出そうと目論んでいます。
ブレーキパネルの取り付け。
フレームのステム部分から前方へ延びるメーターの取り付け金具を作っています。
14mmと1mmの真鍮パイプ、0.3mm真鍮板を使っての半田工作です。
U字の部分にタコメーターが付くのですが、直径5〜6mmの文字盤を探す作業はこれからです。