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 2台分の塗装を同時に始めています。

 1台はベースがホワイト、其の上にクリアーパールを吹いてパールホワイトに仕上げるつもり。

 もう1台はベースにイエロー、其の上にホワイトよりも少し濃い目のクリアーパールを吹いてキラキラにしています。

 この後何回かクリアー塗料を重ねますが、タッチアップが難しい塗装なので、埃の付着に一番気を使います。

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 ゴールドになったサイドカバー、こちらも同じ様にロゴシールを貼ってクリアーコートします。

 2台共同じ処理をしていますが、ライトケース真上に有る筈のポジションランプ、キット部品では省略されているので、再現しました。

 キット部品で再現されていない部品は結構有りますが、これも其の一つ。

 ブレーキランプスイッチはフットブレーキアームの支点近くにスプリングを引っ掛けてフレームサイドに露出させて付けられています。

 プラ棒とステンの針金で作りました。

 取り付けた様子です。

 フォーク左側アンダーブリッジの締め付けボルトと共締めされているケーブルクランプ。

 アルミ板で作っています。

 これはフェンダーステーに工作したケーブルクランプと一対の工作です。

 最後に残った部品はホイールシャフト。

 1.4mm真鍮パイプをシャフトとして使い、プラ板とプラ棒でキャッスルナットと心棒を作り極細の針金で割りピンを作って通しています。

 時々こんな小物を作っていますが裸眼では全く見えません、写真に収めるにもピントが合っているのかも良く分からない有様。

 写真に撮ってパソコンのモニターで見なければ良し悪しの判断が付きません。

 何とかしながらの進行ですが、小物作りもそろそろ終わりです。 

 このキットにはラインのデカールが入っていないので、ラインは手書きと覚悟の上でした。

 そのため何らかの目印が必要なのでそれなりに対策したつもりでしたが、最終的に目印は塗装で霞んでしまい殆んど役に立っていません。

 それでも部分的に微かに浮き出ている目印を頼りに震える筆先でラインを引いています。

 一台目の片側を書き始めたところですが、小さなタンクなのでラインの太さや乱れが目立ってしまうので慎重さを強いられ、気力と根気だけで進めています。

 気力と根気も何とか持ちこたえライン引きを終えクリアーコートも済ませて磨きも終わりました。

 厄介な作りのタンクマークも取り付け、フェールキャップとコックを取り付ければフェールタンクは完成します。

 フェールタンクの完成でフレームに搭載出来る様になったので、ハンドルの取り付けとハンドル周りの配線をしなければなりません。

 用意したのはキット付属のチューブよりひと回り細い物や数種類の太さを見繕っています。

 アイポイントを遊ばせる為にグレーに彩色したりと工夫しています。 

 ハンドルバーは幅が有る割には接着する部分が小さいためシッカリと接着するには普通の接着剤では不安が有るので瞬間接着剤を使ってガッチリ固定しましやた。

 パイピングはいつもの様に私の好みで出来るだけコンパクトに、弛まない様に、ハンドルをどちらに切っても干渉しない様に気を使いました。

 フロントブレーキのケーブルとスピードメーターケーブルは、フェンダーのケーブルクランプを潜り抜け、三つ又付近でクランプされて一度まとめられています。

 クランプにはアルミ板をつかいました。

 各ケーブルはフレーに向かう線、メーターに向かい線、ライトケースに入る線と振り分けていますが、ケーブルに邪魔されてタンクが搭載出来るかどうか仮組みしています・・・問題は無さそうですね。

 最終的な工作となってしまったシート、何か違和感を感じて遅れ遅れになりました。

 全体的に見て厚みが有り過ぎの様に感じたので底辺を削って薄くすることにしました。

 それと、全面に有るシート地のモールドも派手過ぎる感じを受けたので、これも殆んど落とします。

 同時に全体にわたって輪郭を整え、全体にふっくらとした丸みを付けています。

 手付かずの部品と比べるとだいぶイメージが変わったのが分かると思いますが・・・。

 側面も全体に角を落とし、丸みを付けています。

 シートの座面と側面の境が無くなってしまったので、境の位置にカッターで切り込みを入れ、次の工作への準備をしています。

 その後側面と座面の境目に丁寧に刃を入れて、キット部品の面影を無くす工作をしました。

 フィッティングの問題は後回しにして、取りあえずシートとしては完成、全く別物として生まれ変わりました。

 ここでもう少し・・・、このモデルにはウィンカーが付いていると言う事は国内仕様となるので、シートもタンデムシートとなる訳で・・・、ベルトを取り付ける工作をしてみます。

 って言う事は、すっかり忘れているタンデム用のステップも作らなければならないって事になるんでしょうね・・・。

 シートのディティールアップでよくやる工作なので何を今更・・・なのですが、どうせやるならトコトンまで・・・。

 材料はプラ板とアルミ板から切り出したブラケット。

 ベルトはバックルに開けた長穴を通って裏側に回りこんでいます。

 ベルトが出来たので虫ピンで仮止め、普段ならこれで終了ですが、何だか取って付けただけって感じなのでもう少し・・・。

 もう少しリアルな感じにしようと、ブラケットとベルトがシート側面に当たる部分を掘り下げています。

 そのままではブラケットが斜めに浮いてしまって不自然だからです。 

 ブラケット付近の不自然さは無くなりましたが、掘り下げた分だけベルトの方に弛みが余分に出てしまいました。

 少し詰める必要が有りますね。

 一つ出来たので二つ目も早速・・・、しかしくたびれました。

 キット部品を改造するので、苦労はしないとタカをくくっていました。

 見た目では分からない大変な作業ですが、スクラッチするよりも少しはマシかな?程度の差でしかありませんでした。

 ベルトの折り返し部分を止めるカシメも再現し、寸法を合わせたベルトもきっちりと出来て、2台分のシートが完成しました・・・後はフレームへのフィッティング工作をするだけです。

 シートに関連する部品にシートロックが有ります。

 キット部品では言われてみないと分からない様なモールドで、仕組みも良く分からない物でした。

 詳しくない人には説明不足と言うか、

もう少し具体的な形になっていたら・・・。

 そこでささいな部品ですが少しだけ弄ってみました。

 シート側に有るプレートを四角いリングで引っ掛けてレバーを畳んでロックする構造が分かる様に。

 シート側に有るプレートはリングに引っ掛かる様にアールが付いていますがプラ材では再現出来そうも無いのでアルミ板を使って作っています。

 多分黒塗装だと思いますが、光物が少ないので地肌のままで付けています。

 これが最後の工作部品になるだろうタンデム用のステップです。

 シートだけタンデムでは些か不都合なのでキットには無い部品を作ることにしました。

 プラ丸棒とプラ板を使っています。

 可倒式にすれば表情の変化が楽しめると言うことで、こんな感じに試作しています。

 まあまあ形になったので、取り付けの足を付けて色付けして出来上がりです。

 取り付ける際にスイングアームとステップホルダーの間にくさび状のスペーサーを入れてスイングアームの広がり角度に対応させました、ステップが開いた時に左右一直線になる様に。

 これでDT1製作の全工程が終わり2台無事に完成しました。

完成

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製作記