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MONDA
MT250
ELSINORE

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 1973年、知る人ぞ知るスティーブ・マックィーンのコマーシャルでデヴュ―したエルシノア。
 ホンダ初の2サイクル単気筒、23ps・・・元々アメリカはこのジャンルでは先進国で、日本メーカーは後塵を拝して居ましたが、何とか食い込もうと頑張った時代でした。

 ナガノのキットには詳しくは無いのですが、過去にCB400Fourを2台作った経験が有ります。
 クオリティーの程度もあまり知らないので、今回エルシノアを作る過程で理解出来そうなのを楽しみに始めようと思います。
 手始めに何時もの様にホイールとタイヤを合わせようとしたところ、タイヤは硬化しながらちじんだのかリムが嵌りません。
 前後輪共直径2.5mmほどタイヤの方が小さい様です。
 最初から溜息・・・キットに命を吹き込もうと思って箱を引き寄せたのに・・・ど・う・し・よ・う・・・・。

 リム径よりも小さいタイヤをどうするか・・・リムのスクラッチかキット部品を改造するか。

 リムにブカブカなタイヤならタイヤをブッタ切って詰める方法も有るが・・・そうだ、どうせ役に立たないと分かったホイールならこの際だからこいつで試作してもいいかも。
 うだうだ考えた末に方針決定、リム部品を接着してスポークを切り飛ばしました。

 無垢タイヤの内側に有るリムの凹みに嵌る凸部をカッターで取り除きました。

 このタイヤ本当に硬く僅かな伸ばしも出来ないので、この突起が有るとリムに嵌めることが出来ません。

 リムを切断。
 切り落としたリムの長さはご覧の通り。

 リムは補強する必要が有りますが、さりとてギッチギチのサイズで作るわけにも行きません。
 タイヤを嵌める時に不用意な力や無理な力が掛からない様に組み立てにも注意は怠れません。

 あ〜あ〜、スクラッチ無しで気楽に積みプラを消化するつもりだったのにな〜、この先どうなるんだろ〜。

 リム作りは気に入らない部分も有りますが何とか形になりました。

 後はニップル穴を36箇所とエアバルブの穴を開けるだけです。

 直径が決まったので冶具も作らなくちゃ。

 これは前後のブレーキハブを構成するキット部品で、左がリヤ、右がフロントです。

 説明書を読むと、私がいつも作る方法とは全く違うので賛同出来ません。

 部品構成もブレーキパネルとアームが一体成型だったり、凄くアバウトでその辺も気に入りません。

 でもこれが無いとホイールとして成り立たないのでスクラッチするしか無いようです。

 ・・・こんな筈じゃあ無かったのにな〜・・・・・・。

 キット部品の構成や不正確な形状に我慢出来なくて仕方なくプラ板でスクラッチする破目になってしまいました。

 キット部品は少し大きい感じなので幾分直径を小さく再現していきます。

 メッキ部品がキットの部品、スクラッチしている方のブレーキドラム裏側は、いい加減なキットモールドを拒否してシッカリ作りました。

 それにしても、この片側だけのドラムはブレーキシューも幅が細く、効き具合はどうなんでしょうかね。

 エルシノアから派生したかどうかは知りませんが、そっくりなモトクロッサーにCR250という車種が有るけど、こっちは全面ドラム式でシッカリした物、いっそそっちの部品をトレードして付け替えたいな。

 冷却フィンを整形、ハブ部分にリブを追加して大体の形になりました。

 後はブレーキパネルとスピードメーターケーブルの取り付くピニオンギヤを作るだけ。

 ここまで工作が進んでもCR系のブレーキドラムにしようか迷っています。

 いっそモトクロに改造してしまおうかと・・・。

 ブレーキハブが出来たので、それに合わせたブレーキパネルを作りました。

 1.5mmプラ板を中央部が高く、外に向かってなだらかな丸みが付いた円盤を削り出し、縁を0.3mmプラ板を貼って盛り上げ、ケーブルアジャスターと回り止めを作りました。

 ブレーキアームの基部も作ったので、後はアームとジョイントを作るだけです。

 パネルが出来たので、ドラム側にパネルの直径と同径で低い輪の壁を作りました。

 ドラムとパネルを合わせて様子見です。

 このキット部品を使うか未定ですが、通常シャフトが通る筈の穴が四角い凹みになっているので埋めてしまい、新たにシャフト穴を開け直して冶具として使います。

 シャフトには2mmプラ棒を使いますがその前に1.2mmのドリル刃を使い、今までに出来上がった部品との合いを見ています。

 おおむね宜しいかと。

 フロントハブが出来たので今度はリヤハブを作っています。

 上はブレーキパネル、左はスプロケット側、右はドラム側です。

 ここまで作るのにどれだけ数の厚みの異なる円盤を切り出したか・・・いささか疲れ気味。

 ドラムの裏側にはリブが有り、既に工作済みですが、スプロケット側の内側にもリブを作ります。

 ブレーキパネルを除いて左右を接着、振れの出ない様に2mmのドリルを通しています。

 真横から見たところ。

 ハブの幅寸法は適当に作った訳では無く、フレームやスイングアームの仮組みを行い、リヤショックが平行に取り付くための数値を割り出してから作業に入っているので、ほぼモデルとして正確な値が出ていると信じています。

 スプロケット側の裏のリブは、左右を接着してからプラ板を貼って削って、面の繋がりを作っています。

 タイヤを生かそうと始まった今回のモデリングは、キットなりにあっさりと作ろうとの計画を初っ鼻から挫き、自分でも思いもしなかったスクラッチ作業に引きずり込まれてしまいました。

 そうこうして前後のハブは完成、これから塗装を行いスポーク張りに向かいます。

 ハブを塗装するのと一緒にリムも塗装をしたいので、未工作だったニップル穴とチューブ止めの穴数箇所を開けました。

 ニップル穴を開けるにはパターン図が必要で、いつもだったらホイール部品に手を掛ける前にキット部品から採寸して図を書いたり、冶具も同時に用意するのですが、今回は最初にリムの直径を弄ったので、直径が決まるまで冶具やパターン図を作る事が出来ませんでした。

 スポークを張るための冶具も、ハブの実サイズが決まらないとオフセットの量が算出出来ず、今回の場合ではリムを何mm浮かさなければならないかが曖昧な数値になります。

 各部品が完成してやっと冶具が作れるといった、いつもと逆パターンの作業となりました。

 かなり綿密な計算をして冶具は出来上がったので、各部品の塗装が終わりスポークを用意すれば後は2時間程度でスポーク張りは終わるでしょう。

 一時はこれで塗装に回し、次の段階に行くぞと思いましたが、最初っからリムの形が気に入らなかったのが今になって表面化。

 エルシノアのリムは確かアルミリムの筈で、キットのリムはどう見ても鉄リム。

 アルミっぽく塗装しても何かチグハグになる様で、工作途中からその事が引っかかったままでした。

 そしていよいよ塗装という段階まで来て、ついにその思いがはち切れて折角作ったリムを断念、新規にスクラッチする事に決定。

 2mmプラ板の4枚合わせ、高さの高い方が真ん中で低い方で挟みます。

 オフ車の21インチとなれば、1/8 と言えども結構な大きさで、材料も無駄に出来ませんから、くり抜いた中身は在庫の形で保存しておきました。

 一から出直しの形になりましたが、やっぱり自分が納得しない工作は最後までモチベーションに影響するので、気の済む様に弄れば宜しいのではないかと・・・。

 キット部品を使って・・・の筈が、全然使っていないって・・・どういう事?。

 フロント4枚のプレートを接着してしっかり固まるのを待つ間にリヤも作ります。

 同じ方法でプラ板から切り出して輪を作りますが、リヤはフロントより幅広なので、積層枚数は6枚、ここまで揃えるのに大した道具も無いので指が痛くなってしまいました。

 ここから先が時間の掛かる作業で、縮尺の如何に関わらず慎重に事を進めなければなりません。

 切り出した輪っかをそれぞれ4枚組と6枚組に分けて接着、ヤスって削ってヤスって削って、縁にリップを付けて、裏側もスポーク工作のための下準備でUの字にえぐって、パターン図でスポーク位置を鉛筆で薄くしるしを付けて・・・何とか外形が出来上がり、引き返す前の時点に戻りました。

 キット部品と比べるとえらい違い、やっぱり作り直して大正解・・・と思う。

 後はニップル穴を開けて、裏側の下準備をすれば塗装に入れます。

 ここまで来ればもう完成したも同然、タイヤを履いた最終的な姿が見えるようです。

 毎度の事ながらリム塗装にはやっぱり時間が掛かります。

 素材が白の場合は特にヤスリ痕やカッターで削った後の状態が掴み難く、慎重に表面処理したと思っても塗装してみると傷だらけと言う事で、もう慣れっこになりました。

 塗装しながペパー掛けをして表面を均して行くので、どうしても数日を要してしまいます。
 ハブとパネルの塗装は艶の無いシルバーを吹き、ウォッシング後にアルミシルバーでドライブラシ。

 リムはSM01ファインシルバーで塗装、ポリッシュ仕上げの無い若干光を抑えた色調にしました。

 別に部品として用意した物に、スポークには0.4mmステンバネ線を72本、ニップル(0.8mm被服線の中身を抜いた物)72個、前後輪用の冶具2個。

 これで全ての部品が揃い、スポーク張りの準備が整った訳です。

 アルミ棒で作ったエアバルブとチューブ止め、それとプラ板で作ったロックナットを用意して、フロントはエアバルブとチューブ止め各1個、リヤはエアバルブ1個チューブ止め2個を取り付け、スポークを組み付けてニップルをこのモデルの場合はシルバーに筆塗りしてホイール作りの全ての工作が終わり完成しました。

 何だかんだと有りましたが、結局この部分はフルスクラッチという結果・・・キット部品のホイールは潰す結果となり、初期の計画は早くも挫折となってしまいました。

タイヤの内側は溝を削って平らにしたままですが、キツキツで嵌っているので横ずれしません。

 嵌る位置を指で強引に合わせて確定させればそれで支障は無いのでこれで完成とします。

 キット部品のフォークはホイールシャフトが無く、ボトムケースにナットのモールドが有るだけで、左右のボトムケースでホイールを挟む方式。
 スクラッチしたハブには当然合いませんから、ボトムケースにシャフト穴を開けて通常の貫通シャフトの組み付けが出来る様に加工しています。

 シャフトに使うのは2mmプラ丸棒で、締め付けナットも作ります。

 なるべくキット部品を使おうと思い、トップブリッジと三つ又、ヘッドライトステーが一体となった部品を見ていますが・・・、ヘッドライトステーは勿論こんな風にはなっていなくて、独立した専用の部品になっています。

 それに目をつぶったとしても、変な所で部品分割が行われているのにうんざりしてきました。

 それを仮組みするとこんな具合。

 トップブリッジと三つ又はインナーチューブを挟む形で取り付きますが、それぞれの塗装や組み付けの方法、整形の事を考えながら・・・どうしたもんだか。

 このキットの作例があまり見られないのは、こういう所に原因が有るのか・・・。
 その外の部品を眺めていると、キッチリ作るには相当手を入れなければいけなさそうで、自分の最初に目指した方向との食い違いに大いに悩むところです。

 ホイールが完成したのでフォークを作っています。

 部品構成はトップブリッジと三つ又部分がそれぞれ2分割されていたりフォークブーツが別部品になっていたりしますが、結局はこの様に組み立ててから塗装しなければならいのが腹立たしい。
 折角ばらばらになっている部品ですが、組み付けに当たってネジレの無い様に注意は怠れません。
 これなら最初から一体成型になっているのと変わり無いです。

 これじゃあどっかのチープキットと同じじゃん・・・と思いながらキット部品を使った工作は続きます?・・・始めます?の方が正しいか。

 フォーク作りに目途が付いたので、インストの順序でエンジン部品を見ています。
 そこでも問題を発見。
 
 1/12 チープキットと同じ様な構成でいたって少ない部品構成。

 しかし、形が、特にシリンダーから上、それとクランクケースのシリンダー基部。

 まるで大きさも形も違います。

 特に呆れたのは左側の部品、これだけです。

 って事はミッション部分は吹き抜けで壁が有りません。

 どうなってんだーっと、インストを穴の開くほど見ましたが他に部品は有りません。

 どんな設計感覚でこんな所業をしたんだろう・・・。

 ここがしっかりしないとスプロケットが取り付かないし、???スプロケットはチェーンカバーの内側にシャフト代わりの棒にプーリー状の物が取り付いてゴムひもの様な物が取り付くみたい。
 リヤもプーリー状になったスプロケットで・・・こりゃいかん。

 この部品たちを見る限り、エンジン全体のスクラッチ必至・・・ちょっと調べただけでこんな具合では・・・。

 さて、このまま進めるべきか、このキットに時間を掛けて良いのか、それとも新たに別のキットに手を付けるべきか・・・。

 かなりの時間(年数)を掛けて長考した結果、ホイールをこのまま捨ててしまうのが勿体なく感じ、どうにかならないかと弄り始めました。

 最初に弄り始めた部分はシリンダーの基部、縦長なんて考えられない形をプラ板を貼って、ポートの膨らみも付けて修正。

 クランクケースの中はガランドウなのでプラ板で壁を作りました。

 縦長のシリンダーフィンとヘッドフィン、横幅をもっと広げるためには丸ごとスクラッチするしか方法は有りません。

 省略されているケースを取り付けるボルト穴の膨らみも再現。

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