DUCATI 750 SS Garelly 入り口
カウルが一応出来上がりヘッドライトもステーを介してカウルに取り付きました。
残すはメターパネルだけになり、ケーブル取り付けの足を付け、メーター盤のガラスの代わりに何時もの様にエナメルクリアーを垂らして盛り付け、乾燥させて代用としました。
製作も着々と進み、部品を車体に載せると結構重くなってきてメインスタンドが気が付かない内に片側のストッパーの爪が折れてしまいました。
もう片側も見てみましたが、やはり危なっかしいので補修しましたがどうも不安でなりません。
所詮プラスチック、弱い部分は何時かは壊れる。
そこで1.4mm真鍮パイプでレーシングスタンドをチョコチョコッと作りました。
これ以降はメインスタンドでは立たせずにこの自作スタンドを大いに活用しようと思います。
メッキ風塗装では、今までクレオスのSM07かSM06又はスーパーシャインシルバーかアルクラッドUを一回塗りで決めていました。
後者の二つは塗装後に手を触れられない難点が有るのを考慮して、二重に塗装することを思い立ち実践してみました。
一回目にSM06クロームシルバーを吹き、手で触っても差し障り無くしておき、2回目にアルクラッドUを吹いてあります。
艶や輝きの面では両者の中間くらいになりましたが、古いバイクということで退色したメッキの感じを出そうとしたわけです。
この後に若干エキパイフランジ付近を焼けた感じに塗装すれば完成です。
キットには含まれていない部品で、左右のエキパイをつないでいるジョイントを追加工作しています。
このパイプの存在を示すためにフランジが4個有るのですね。
エキパイをスクラッチし、マフラーと一体にして組み付ける上で、一番気を使った部分は左右の水平度でした。
マフラーフランジの位置が決まっているので、エキパイのカーブや長さに狂いが有るとマフラー後端の高さに狂いが出てしまいます。
何度も何度も仮組みをしながらパイプを作ったので左右の水平度は確保された様で一安心しました。
焼け表現はクリアー系数種類の塗料を重ね塗りする事で雰囲気を出しています。 このモデルは私自身がオーナーということで、エンジンをレッドゾーンまで引っ張る本人の乗り方のため、エンジン排気口付近が特に焼けている愛車R100RSを見習って表現しました。
左からブレーキアーム、シフトアーム、ミッション側シフトアームですが、何とかなるもんです。
一つ部品をいじると他の部品とのバランスが取れなくなるのも事実。
キット部品が長すぎるのでペダル部分を切って寸法を合わせたものの、どうにもチグハグな感じがするのでこの部分も作っています。
真鍮パイプにハンダを盛り付け、キックアームを作り、ジャーナル部は真鍮板にハンダを盛って、それぞれ大雑把に削り出しています。
ペダル部分は別部品として作ります。
ステップバーは2.2mmと3mmのプラ丸棒を使い造形しています。
アンカーピンで固定できる様に用意しておきます。
徐々にではあるけれど、ステップ周辺の部品が出来つつあります。
キックアームのペダル部分を作って完成形です。
ブレーキペダルを完成させ、ブレーキマスターにつながるリンケージを作りました。
リンケージロッドには1mmのアルミロッドを使い、曲げ部分が凹む事を防いでいます。
こちらはミッション側のリンケージ。
ブレーキ側と同様な作りで、アジャスターも両側に作りこんでみました。
燃料コック、米粒ほどの小さく目立たない部品ですが、無いと困ります。
プラ板、プラ棒で作りましたが、形は適当です。
ミッション側部品を取り付けたところです。
完成間近にアクシデント。
机の上の保管室から落下、損傷箇所は数箇所。
最もダメージが大きかったのはカウルでした。
作り直すには一ヶ月以上掛かるし、全く同じにはならないと思い、修復して完成に向かう事にしました。
左サイドの亀裂はスクリーン取り付けのためにプラ板を裏側に貼っていたので分離は避けられ、ヘッドライト下側の亀裂はバックリと口を開けていましたがトリムのお陰でこれも分離は避けられました。
両方とも裏側に瞬間接着剤を塗り固めていますが、サイドだけは補強のためにステーを追加工作しています。
ライト下はタッチアップの後ペーパーを当て均して目立たなくしました。
カウルは将来作り直す事を前提に、合計6箇所を取り付けピンのみを裏側から接着し、そこを外せばいつでも綺麗に取り外す事が出来るようにしました。
最後に、ナンバープレートに貼るロゴをイタリヤ国旗のカラーにして作り、プラ板に貼ってから本体に付けて全ての工作が終了します。。