フェンダー位置の確定とボトムケースを固定させる為にシャフトを通して組みつけています。
これでインナーシャフトに仮組みして固まるまで暫く置くことにしましょう。
フロントホイール周りを作るため、一時的にインナーシャフトに仮組みしたため自立状態になったのでフェールタンクとシートも仮置きして雰囲気を見ています・・・まだまだ先が長いです。
フェンダーとボトムケースが固まったら、この様に外して一時保管となります。
スクリーン取り付けのダッシュパネルを接着し、スクリーンをピン留め出来る様に細工中。
この部分は隙間が多く、接着では上手く行きそうにありません、無理して接着剤を使えば汚くなる事が容易に判断出来たので、神経を使いますが最初からピン止め法で工作を始めました。
厚みが0.8mmほどあるスクリーンですが、実車でも結構厚みが有ります。
なので敢えて作り直す事無くそのまま使う事にしました。
スクリーンは14箇所で専用のプラスティック鋲を使って取り付けられているので、此処では14本の虫ピンを利用して取り付けようとしています。
ピンの頭が大き過ぎなので最終的には0.7mmほどの頭に揃えて差し込む事になります。
またスクリーンもスモークを掛けるため塗装をしなければなりません。
何だかんだアッパーカウルの工作だけでも、まだ少し時間が掛かりそうです。
スクリーンをスモーク塗装、トリムも塗装、頭を小さくした虫ピンは黒染め液に漬けて真っ黒に変身。
そのピンでカウルに取り付けてスクリーンの工作は終了です。
カウルの工作は残すところインナーシャフトブーツだけとなりました。
それが出来上がればいよいよ車体に組み付けになりますがその前に、肝心の取り付けステーの確認をしなければいけませんでした。
カウル部品と同様に多少歪みが有ったので直さなければいけないのでした。
結構太いモールドなので多少なら修正は出来ます。
何度か修正して仮組みをしています。
前後左右上下といろいろな角度から見て傾きを調べていますが、何とか取り付け出来そうになりました。
こうやって見ると、手書きのラインもあまり目立たないので一安心です。
カウルの仕上げに入っています。
カウルに付くブーツは一度失敗しており、試行錯誤の2回目にチャレンジです。
使った素材は何と布切れ、しなやかな素材なので上手く作ればハンドルを切る事が出来ます。
ゴムの様な滑らかな面では無いですが素材を選んでいる余裕は全く無いので割り切るしか有りません。
ついでにカウルのつなぎ目に7個有る小さなタッピングビスも再現しています。
横、斜め下方向から見るとブーツが良く見えます。
実物でも結構出ていて、古い物は亀裂でボロボロになって切れてしまった部分が垂れ下がってしまっている物も有ります。
最後にブレーキホースジョイントをカウルの下部に2箇所取り付けて車体への可装準備が整いました。
カウルが仕上がったので可装出来る様に配線を仕上げています。
配線はキットのゴム部品を使わず、全て別の材料で作っています。
チョークレバーもキット部品はゴムで配線と一体成型だったのでプラ棒とプラ板で作り直しています。
バッテリーからボディーアースの太い配線は、指示も無く部品も無いので独自に配線して有ります。
ハンドル周りの配線は左右スイッチのコードと、クラッチ、ブレーキ、アクセル2本と6本のコードが行き交う混雑振り。
実はこのハンドル、長過ぎて両レバーの端がカウルに当たってしまいカウルを装着する事が出来ませんでした。
ハンドルバーの両端をそれぞれ2mm以上カットして加工、何とかカウル内側に潜り込める事が出来ました。
実車でも私の肩幅ほどで、両腕を平行に前に伸ばせば丁度グリップを握れる位置に有ります。
この短いハンドルでも操作性はすこぶる良く、ひらひらと軽快にスラロームならぬウェーデルンもこなせる代物、ハンドルだけではなく、サスやフレームのしなやかさを含めて総合性能は素晴らしいものが有ります。
パイピング作業が進んで、フェールタンクを載せるためにフェールコックを作っています。
キットでは配線と一体成型になっている部品が結構有るので、全て作り直しで進めなければなりません。
いよいよRS作りも最終章に突入、小物の塗装や整形などで机の上は混雑しています。
全てのパイピングが終わりカウルとフロントホイールの取り付けも完了しました。
ハンドル周辺のゴチャゴチャした配線もハンドルパッドを付ければスッキリとした眺めになりましたが、苦労した配線具合は殆んど見えなくなってしまいました。
ランナーから切り離す部品は後僅かです。
ツアラーとしてのRSに必須のアイテム、パニアケースホルダー。
旧式の形で、パニアケースもどちらかと言えば四角い形、後のモノサス型になるとZ型に形が変わり、ケースも丸みを持った形になって行きます。
キットにはパニアケースは付属していませんが、元々モデルには付ける予定は無いので敢えて製作しません。
モールドはバリだらけでメッキ部品でした。
メッキを落として再塗装してあります。
旧タイプのミラーは少し角ばった感じが強いミラーで大きさも少し小さ目です。
部品はミラー面に大きなヒケが有り、ステーとの接合もミラーとステーのお互いの凸凹を合わせて接着するという物、ミラー面、接合方法共に問題が有るので考えなければなりません。
リヤステップです。
このモデルではリヤキャリヤー装備のダブルシートを採用して作る事にしましたので、リヤステップは必須アイテム。
ただこの状態はステップを開いた状態なので折りたためる可動式に改造する予定です。
小物に気を取られて中途半端にしていたシートを忘れていました。
後回しにしていた理由はシートがねじれていてシートカウルと合わなかったからです。
黒いシート部分を熱湯地獄に入れ徐々にネジレを無くす作業は、火傷寸前まで行きました。
何とかネジレが直ったので仕上げる事が出来ました。
4つのパーツに分かれているキャリヤー部品も、組み立てるとどういう訳かこれもネジレています。
馬蹄形のメインフレームに歪みが有った様で、そのまま組もうとすると荷台部分が斜めってしまいます。
そこで先から2番目の接着ポイントに穴を貫通させてピンでカウルに固定する方法をとりました。
実車でもこの部分と先端の4箇所で固定されています。
こうする事で歪みを消す事が出来ました。
小物に戻って、ミラーとステーの取り付けはステーに洋白線を仕込んで差し込んでいます。
洋白線なので取り付けてから角度調整も出来ます。
ステップ部品を2分割して可倒式に改造出来ました。
旧タイプの独特な形状のサイドスタンド、これは収納した状態での再現だけなので、可動式に改造します。
暫定的に切り出した真鍮パイプを使って、先端にハンダを盛って削りピボットを作っています。
フレーム側の取り付けは狭いスペースに小さい接着面なので、強度が付くようにいろいろ考えてこの様な形になりました。
付け根部分はエキパイの影になるので殆んど見えません。
何度も仮組みしながら作ったサイドスタンドをフレームに固定しました。
暫く置いて固まったのを確認して、サイドだけで立たせてみました。
金属を使用したのとピボット部分をしっかり作り込んだのでスタンドは充分な強度を持って支えています。
スタンドを収納した状態です。
先端の手の平の様な形の部分がマフラーパイプを掴む形で、何処にも干渉せずに収まっています。
ツーリングで一休みする場合は殆んどサイドスタンドで駐輪します。
斜めに傾いた愛車をいつも眺めているので、展示する時もこれで表情が付けられる様になりました。
アンダーカウルを付けると殆んど見えなくなる部分。
見えない部分は省略されているのか部品が有りません。
今回はアンダーカウルレスで作るのでオイルクーラーやオイルフィルターの蓋、配管も作らなければいけなくなりました。
取りあえずサーモスタット部分の部品から作っています。
コンデンサーにつながるホースジョイントも作って、塗装して汚しています。
アンダーカウルが付くと、オイルクーラーの存在も気が付かないくらい控えめな部品ですが、アンダーカウルが付いているとサーモスタットの奥に収まっているフィルターを交換する作業は結構手間が掛かります。
日常のメンテナンスの容易さでは群を抜くRSですが、カウル装着車で唯一の難点と言えます。
これで大丈夫なの?って心配になるくらい小さなコンデンサーで、6層ほどの小さな物です。
プラ板積層で作っていますが、フレームに取り付けるブラケットは全く見えない部分なのでいい加減に処理しました。
コンデンサーをフレームに取り付け、サーモスタットに配管してオイルクーラーは終了。
結構拘ったサーモスタット部分はエキパイの影で殆んど見えません・・・残念。
最後の取り付け部品のミラーです。
ミラーガラス面を別部品として作り、メッキ塗装後にはめ込んで出来ています。
このミラーをカウルに付ければいよいよ完成です。
ホイールの改造から始まった R100 RS 作りは途中紆余曲折有り、メゲそうになりながらもミラーを取り付けて何とか完成まで漕ぎ着けました。
追記
本体の工作に気を取られていてすっかり忘れていたナンバープレート。
愛車と全く同じ仕様でアンテナ基台付きのベースとアンテナを作りました。
尚、ナンバー付では Gallery には載っていないので悪しからず。
これは左手元に付くスタンバイスイッチ、やはりアンテナが有ってスイッチが無いのは変なので、小さくて作りにくいですが頑張ってみました。
所定の位置に取り付けました。
本当ならハンドルを作る時に一緒に作るべき物でしたが、最後になって思いを残さないため急に思い立って作っているので決して綺麗ではありません。
まあパッと見それと分かれば良い・・・そんなノリで良いんです。
ナンバーを取り付けてアンテナの配線も済んだところです。
「コーナー入り口に砂!!」、とか「対向車!!」、とか「この先どっちだっけ〜」、とか、無線で話す事柄は多岐多彩。
そんないつものツーリング風景が思い出されます。
ステップゴム部分を切り離し芯棒をプラ棒で作りました。
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