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車体への取り付け部品はタンクとシートを除きほぼ終了しました。
残ってしまった電装品を作っています。
バッテリーはキット部品よりも小さなサイズをプラ板で作り、ホルダーにゴムバンドで止めている風に、イグニッションコイルは5mmのプラ棒を削って作っています。
その下の円筒形の部品はオイルキャッチタンクで、これはメインフレーム下部にボルト止めの予定。
配線に使うコードは0.5mmほどの物が有ったので、適当に色を塗ってそれらしく見える様に・・・。
配線と言ってもそれ程大袈裟なものでは無く至ってシンプル、何たって昔のバイクの配線ですからあっさりしたものです、おまけに灯火類の配線は省いているしね。
全ての位置や取り回しが決まって仕上げに入っています。
配線は適当に上部で束ね、フレームの内側に沿ってバッテリー後部のリレーまで這わせています、本来ならビニールテープでぐるぐる巻きにしてハーネスを作るんでしょうが・・・そんな事出来ませんから。
ハンドル周りのケーブルの状態、アクセルワイヤーだけ他の物より少し細い物を使い、他の物はいつもの被服線の中身を抜いた物を使っています。
レーサーらしくステアリングダンパーを作って装着しました。
材料は太さの違う真鍮パイプの組み合わせ、取り付け部分も真鍮パイプの輪切りを縦にハンダ付けして作りました。
本来ならばステムヘッドにアジャストハンドルを装備しているのですが、ステアリングダンパーを付けたのでその部分には蓋をしています。
リヤショックのアッパーボルトで共締めしているのはゼッケンホルダーで、0.5mmプラ板で作っています。
化粧ナットの袋ナットを作って奢りました。
楕円形のゼッケンプレートを作るか否か・・・思案中。
ゼッケンホルダーを半つや消しで塗装して取り付け終了、ゼッケンプレートはいつでも取り付けられる様に取り付け穴だけは用意しておきました。
ストリップ状態のカットはこの2カットでおしまい。
これで車体関係の工作はほぼ完了です。
いろいろな物を省いたレーサーなので軽いかと思われる方も居られるかも知れませんが、流石に1/8
ともなると結構重量は有るもんです、しかも大きい。
完成が近づく中で新たな心配事が浮上しつつ有ります・・・、
それは収納場所が無いと言う事・・・どうしよう。
既に平行作業として取り掛かっていたタンクとシートエンドの塗装、しっかり乾燥させたので一度磨きを掛けます。
シルバーのライン塗装を引き立たせるために表面の凸凹を綺麗にします。
この先いくつかの工程を経てウィングマーク貼りを行います。
最初にマスキングテープとマスキングジュエルを併用してシルバーのラインを塗装しました。
塗料はクレオスのスーパーシャインシルバー。
先だってトライした時より少し小さめに印刷したウィングマークですが、そのままくりぬいて貼り付けてクリアーで固めようとすると、左側の様に下地の色が透けて出て来そうです。
そこで印刷面は最初にクリアーを塗ってインクを固めてしまい、乾いたら裏側から白塗装して透けるのを防ぐと同時に発色を良くさせようとの狙い、果たして右側の様になり成功といったところでしょうか。
カッターで丁寧に切り抜き、輪郭に黒を塗って裁断面の白い部分を消してマーク単体が出来上がり、いよいよクライマックスに突入です。
紙ですからデカールフィルムの薄さと比べれば比較にならない程の厚みが有りますが、エッチング部品と思えば気にならないでもないか。
クリアーコートすればいくらか目立たなくなる筈です。
クリアーコートが終わり磨きも終わってタンクキャップを作っています。
厚みは1.5mm程、プラ板の積層から削り出しました。
前ヒンジのクイックオープン型でRCレーサーには無さそうなキャップですが、このモデルは私の好みで作っているので何でも有りということで。
一時は何の変哲も無いフラットなシート面で済まそうとしたシートですが、やはり表情が欲しくなりこの様にプラ板の短冊を作り貼り付けています。
艶を抑えたブラック塗装、バックスキン風塗装からレザー風の塗装へチェンジです。
出来上がっているシートエンドと合体、虫ピン加工のビョウで止めて完成です。
キット部品の燃料コックでは大きすぎて付けられないので、プラ板で小さいサイズで作り直し、右側の底部とパイプでつなぎフレーム搭載しました。
フェールタンクの固定はタンク後部のタンクバンド一箇所で固定できる様に作りました。
最後にシートを固定すれば全ての工作が終わります。
本体への取り付け方法をいい加減に考えて、形を作ることだけを先行したので、いざ取り付けの段になるとそれなりに知恵を絞らなくてはなりません。
どこから覘いても分からない部分で何とか取り付けられ、全ての工作が終わりました。