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最後に残ったミラー作り。
キット部品のミラー部分だけを利用してステーは１ｍｍの洋白線を使います。
ミラーの取り付き部分をプラ板から削りだした小さな造型物で補足、補強を兼ねて立体的な造型を狙っています。
ステーの位置決めをするためのロックナットを付けて仮組みをして反射面の角度を見ています。
この時点で既にミラー側を弄れないので、調整を行うには取り付き部のステーを曲げて調整するしか有りませんが、どうにか収まりそうです。
完成です。
ナガノ 1/8 CB400 four は約９年を隔てて２作目となりました。
１作目では似てはいても何処か違和感が有る出来具合で、いつかまた作る機会が有れば何処を直せば違和感を払拭出来るかを製作記の最後に記していました。
今回の依頼は、その違和感から脱して別物に変身した姿を御所望でしたので、「いつかまた作る機会」が来てしまったという訳です。
１作目ではスキルの低さ故に手を付けられなかった部分、材料の不足、知識の無さ等の理由で主だったキット部品を素直に使わざるを得ませんでした。
流石に９年の歳月はスキルアップするには充分な時間が経っており、思う存分キットを弄りまわす事が出来る様になっている事に、我ながら驚かされるシーンも有りました。
製作依頼とは言え、依頼者とのコミュニケーションも大変好ましい心の通うものが有りましたので、製作者としては一期一会の気持ちで金額以上の事をさせて頂きました。
しかしそれは、このモデル作りをある意味で実験台に使わせて頂いたと言う事も反面では有りました。
そして実験は大成功、お陰を持ちまして私自身のスキルもまた少しアップさせて頂き、今後のモデル作りに役立たせて行けます。
ホームページでの写真では分からない微妙な表現や造型を直に見て、手にとって御堪能頂き至福の時をお過ごし下さい、有難う御座いました。
製作後記